感染管理認定看護師の役割

感染管理認定看護師とは感染症分野のスペシャリストで、感染症の知識を身につけている看護師のことです。感染リスクを最小限に抑えるため、最先端で戦っています。
主な役割としては、予防策が正しく行われているのかを確認したり、スタッフや患者さんの相談に乗って感染防止に関してアドバイスしたりなどです。

感染症対策では具体的に対策案を出し、実行できるかを判断して活動します。また、スタッフへ感染指導を行い感染拡大を防ぐのも仕事の一つです。
感染対策をスムーズに行うためには、日頃から感染管理システムを構築しておく必要があるでしょう。感染症が見つかった場合には、速やかに感染管理システムを立案しなければなりません。
現場の状況を把握した上で感染対策、および感染サーベイランスを実施します。感染状況を把握したら、それ以上拡大しないように予防に努めるのです。

そんな感染管理認定看護師になるには、通算で5年以上の実務経験を持ち、そのうち3年は特定の分野での実務経験が必要となります。そして、感染予防や管理の中で改善したケア実績が1つ以上あること、感染サーベイランスの流れを理解しているなど、受験資格を満たしていなければなりません。
現在、カリキュラムはA課程とB課程がありますが、A課程は2026年で教育が終了し、2029年で認定審査が終了するので注意が必要です。
一定水準レベルの知識や技術を保てるよう、医療の進歩などに合わせて5年ごとに内容が改訂されます。